自家製○○計画【第五弾~干し柿編】その二

「早く食べないと、硬くなっちゃうわよ!あなたたちの事だから、やわらかいうちに出したいんでしょ!」
「もう食べれるわ~あれ~」

干してある柿が、食堂の窓からよく見えるので、入居者さんが教えてくれます。
「そろそろ回収しようか」
という事で、先日無事に皆さんのお食事にお出しできたので、【第五弾~干し柿編】完結編の報告です。

まず思った事・・・
「同じ日に、同じ処理をして、同じ場所に干しているのに、何でこうも仕上がりが違うんだろう???」
   

皮をむく時に、形が明らかに違うものがあったので、違いが出るのは当然だと思いますが、それを踏まえても、こうも違いがでるとは思いませんでした。
色も、硬さも、まるで違います。不思議だ~。

そんなことを思いながら、干してあった柿を紐からはずしていると、
「上手に出来たじゃない」
と、入居者さん。
「これは甘柿で作ったの?渋柿で作ったの?」
「渋柿です」
「渋柿ってねぇ、りんごで渋が抜けるのよ」
「りんご?」
「袋に渋柿を入れて、その中にりんごを入れておくの。そうすると渋が抜けて甘くなるのよ」
すると、
「りんごは、皮をむくんですの?」
他の入居者さんも加わります。
「むかなくていいの。だから、りんごも別にそのまま食べられるのよ」
「私は、りんごは干して食べてたわよ」
「りんごを干すの???」
「皮をむくでしょ、そしたら、こ、こうやって(手振り身振りで)、スライスするの。それを2~3日干すとおいしいのよコレが。」
「干しりんごか~、おいしそうですね。よだれが出てきそうですwww」
「あら、まぁwwwでもほんとにおいしいのよ」
干し柿の処理をしながら、いつしか、りんごの話しで盛り上がっていましたが、
「多分あさってくらいに、皆さんの食事にお出しできると思います」
「楽しみにしてるわよ」

作業も終えて、片付けていると、別の入居者さんが、
「良く出来たわね、どれどれ」
と、手を出しています。
「味見ですか?www」
「・・・www」
「www、じゃーコレ」
「・・・!甘い!」
一瞬、作り方や干し方があまい(不十分)、と言われたと思いドキッとしましたが、
「良く出来てるわね、おいしいわよ」
と言われ、ホッ。なんせ、達人のひと言って重みがあるので・・・σ(^_^;)


偶然の産物とは妙なるもので、仕上がりの違いがちょうど、『普通の歯ごたえの干し柿』、『少しやわらかめの干し柿』、『やわらかい干し柿』と3種類出来たので、お好きなものを選んでいただけるようにしました。

皆さんが何と言ってくれるかとても楽しみです。

「それ、なーにー?」

目を丸くして覗き込んでいます。
「干し柿です」
「ん?」
「干し柿です!」
「え?」
「ココで作った干し柿です!!!」
「あ~あ~、干し柿かぁ『たらこ』に見えたわwww」
「えー!干し柿ですよ。ほ・し・が・き♡」

「やっと食べさせてくれるのねwww」
「お待たせしましたσ(^_^;)」
「味はどうですか?」

けっこう皆さん喜んでくださり、つい雑談に花が咲くので食堂内が大渋滞。
ごめんなさいと思いながら、ニヤニヤして干し柿の売れ行きを近くで眺めていると、味見をして下さった方が、遠くで、
「ちょっと、ちょっと」
と手招きをしています。
「みんな3切れもらってるけど、何で私は2切れなの?もう一切れちょうだいwww」
「ごめんなさい、ごめんなさい。いっぱいあるのでどうぞ。どれがお好みですか?」
「じゃーコレ (ノω`*)ノ~ハズカシww」

その後、職員の食事にも出す事ができたんですが、一番人気は真ん中の黒いもの。歯ごたえと味が最も干し柿らしいというのが好評の理由の様です。
一方、入居者さんには、一番手前の小ぶりのものが人気でした。やっぱりやわらかいものがお好みだったようです。


味の評価を聞きたかったんですが、食べた職員から、
「これ、アンズみたい!かわいい!!!」
「中がニュルッ、外が『たくあん』www」
「なんか新食感!」
「あっ『生干し柿』ってどう?。いいネーミングでしょ?売り出したらウケルわよ絶対!!」
「そんな感想、いらないしーーー!www」
「www」
ん~なんか、ほめられてるんだか、からかわれてるんだか、複雑な気分ですが、とにかくまずくは無かったようなので良し!としましょう。

結構皆さん喜んでくださったようなので、めでたしめでたし。
その後、入居者さんや職員さんが食べた感想をいろいろ教えてくださったんですが、実の熟れ具合や、渋柿の種類、渋の量の違いが、仕上がりの違いになったんじゃないかと・・・。

一筋縄に行かないもんだと思いつつ、
一昨年、裏庭に植えた渋柿の木に、
鈴なりの実りを夢見る今日この頃・・・ヾ(。・ω・)ノ

この記事いかがでしたか?今までに 2 人 の方が『見たよコール』をしてくれました。

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