7月17日は「理学療法の日」です。これは1966年7月17日に当時110名の理学療法士により日本理学療法士協会が設立されたことに由来しています。「理学療法の日」は理学療法士についてより多くの方に知って頂くことで、皆さんの健康にもっと貢献したいとの願いで定められたそうです。この日を挟んだ1週間を「理学療法週間」としており、運動機能チェックや情報発信などの催しが全国各地で行われています。
さて、「理学療法」というと病院のリハビリ室や怪我をした人に行う歩行訓練をイメージする方が多いかもしれませんが、勅使苑をはじめ理学療法士のいる介護施設は増えてきています。勅使苑での理学療法士の関わりについて少し紹介したいと思います。
・歩行練習:生活は車いすの方も、個別訓練では歩行機会を設けています。
・関節可動域訓練:関節が固い方やご自分で身体を動かせない方の手足の動かしをします。大事なコミュニケーションの時間にもなります。
・嚥下体操:飲み込みの機能を維持するための運動を指導します。目に付く所に置いてこまめに声かけをします。
・歩行補助具の選定:運動機能に合わせて適切な補助具を選びます。
・姿勢のアドバイス:各利用者様の身体の状態に応じて、寝る姿勢や座る姿勢のアドバイスをします。全職員で情報共有できるようにしています。
病院のようにたくさんのリハビリはできませんが、生活に密着して利用者さんのQOL(生活の質)向上のサポートをしています☆